「マンハッタン・ヒューマニティ」は、NY在住の画家久下貴史秘蔵のシリーズ絵画をベースとするアートブランドです。
久下氏は元々人物画に天才を認められている画家ですが、いわばその応用編として人々のなりわいや人間味を豚という豊かな生き物の姿を借りて描くことを 20数年も前から試みていました。『猫』以前からとりかかり、長年あたためていたテーマなので、「秘蔵のシリーズ絵画」というわけです。ニューヨーク に移り住んで25年余り、すっかり根を下ろした感のある今、この街の営みを豚の姿を借りて描くことに改めて取りかかることにしました。巧みな筆致と豊 かな色彩構成が描き出すのはウイットとペーソスにあふれたマンハッタンに暮らす人々の人間味そのものです。
「マンハッタン・ヒューマニティ」では、作品世界の全ての要素、即ち、ウイットやペーソスという情緒性や暮らしと街が織り成す色彩やリズムを余すとこ ろなく商品上に結実させることを目指します。先輩ブランドの「マンハッタナーズ」では、作品世界の共有ということを大事にして、商品に作品をどう再現するかということが主要なテーマになっていますが、この「マンハッタン・ヒューマニティ」は、作品のエッセンスや気分を商品に立体的に生かすことを試してまいります。実現したいのは、「ファッショナブルで個性的で意匠性と創造性の高い」商品世界です。ご期待ください。


四つ葉のクローバーとハートを抱えたコブタたち、優しく愛らしい面立ちのブタコちゃんと天使の羽根を持った天使コブタ君・・・ラッキーモチーフ満載の このコブタたちは、姉と弟で、二人とも「マンハッタン・ヒューマニティ」のブランド・マスコットです。最近の言葉で言えば、ブランド・アイコンです。 ついでながら、天使コブタ君は、生まれて間もなく羽根が生えて、パタパタ飛べるようになった突然変異のコブタなんです。ニューヨークはセントラルパーク、グレイトヒルのあたりに「四つ葉のクローバーの丘」と呼ばれる秘密の場所があります。そこには桃色の小さなブタたちがたくさん住んでいるのです。
彼らは、その昔、ヨーロッパから移住してきた人々の心とともに新大陸アメリカに渡ってきました。人々は、ブタたちが幸 せ、愛や平和を運んでくれると信じ、ブタという生き物の豊饒に感謝する心を持って暮らしてきたのです。 マンハッタンの人々の人間模様をブタの姿を借りて描き出す久下氏が、この幸せのブタたちの祝福を受けることになったのは当然の成り行きで、ブタコちゃんと天使コブタ君は、クローバーの丘の特命により、久下氏の描くブタ人ニューヨーカーたちを応援するマスコットやチャームとして、人々に幸運をもたらすべく活躍することになったのです。
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